PS4のHDDをSSDに交換したまとめ
かのラウバーン局長は言いました。「勝敗は早さと速さが別つ」と。
人間とは速さを求める生き物です。
速さを求める人々は、新幹線を作り、コンコルドを作り、ウサイン・ボルトを崇拝します。
誰もが"スピードの向こう側"に魅せられるのです。そう半村誠のように・・。
PS4のHDDをSSDに交換しました!
今回はその交換作業のまとめとかです。
そもそもHDDとSSDって何?
正しい説明や技術的な詳細は詳しくないのでざっくりと説明しますが、PS4にはHDDという記憶媒体が搭載されています。
FF14のデータはこのHDDに記憶保存されており、例えばエリアチェンジした時はここからデータを読み込んで表示させています。
今回はこのHDDをSSDという記憶媒体に交換したお話です。
HDDとはハードディスクドライブという名の通り、円盤が中に入っており高速で回転させながらデータを書き込んだり読み込んだりします。
SSDはメモリースティクみたいなものです。
回転させたりしないので静かで、HDDと比べ処理が高速なのです。
FF14は頻繁にデータを読み込みます。暗転中のローディングがそれです。
SSDに変えることで一番速さを実感できるのがこの部分ですね。
ちゃんとした説明は出来ないので詳しく知っときたい!という人は調べてみてください。
注意点
交換は自己責任となります。PS4側としては交換を認めていて、交換方法等は公式に書いてあったりするのですが、
交換して動かなくなった等の動作保障まではしていません。
あくまで自己責任という事を覚えておいてください。
既にFF14をプレイしていて交換することが前提で書いていきます。
買ったばかりのPS4の交換でもほぼ同じですが、その場合必要のない工程もありますのでそこは記述しておきます。
この記事は私が交換したやり方なので他の方法がある場合もございますがご了承ください。
ですので指南書ではなくドキュメンタリーとしてお読みください。
何かありましても当サイトは一切の責任を負いませんのでそこだけは本当にごめんなさい
用意したもの
・USBメモリー
・外付けHDD
・プラスドライバー
・SSD
・USBメモリー
交換したSSDでPS4本体を動くようにするため、PS4システムデータインストールに使います。
空き容量が1G以上あれば大丈夫です。
・外付けHDD
ゲームデータ、セーブデータ、キャプチャーデータ等、あらゆるデータのバックアップ用に使います。
まず、自分がどれくらいPS4のデータを使っているか確認し、それ以上の容量があるものを準備してください。
買ったばかりのPS4を交換する場合は不要です。
・プラスドライバー
小さめの物
・SSD
今回の目玉です。
公式では、厚さ 9.5 mm 以下、容量160 GB 以上、サイズ 2.5 インチとあります。
PS4には標準で500Gの容量のHDDが付いています。PS4のシステム分として100Gが使われてしまいます。
ですので500Gだと実質400G程度しか使えません。
500Gであれば今までと同じような感じです。256Gとかだと実質150Gくらいしか使えないのでかなり容量はきついと思います。
容量はよく考えて決めてみてください。
私が今回用意したSSDは
Samsung SSD 500GB 850 EVO ベーシックキット 2.5インチ 内蔵型 3D V-NAND搭載
5年保証 日本サムスン正規品 MZ-75E500B/IT
こちらです。
いろいろと詳しいフレに相談した結果、サムスン製の500Gに決めました。
ITGマーケティング株式会社という日本サムスン販売特約店になっているオンラインショップでも動作確認をしているようです
サポート&ダウンロード | ITGマーケティング株式会社
基本的に選ぶのは自由ですが大抵のSSDは動作保障(=PS4で動くかどうか)されていないものもあるので
安心のあるものを選んでください。
作業工程
実際の交換作業です。
バックアップ
PS4にバックアップ用の外付けHDD等を接続、「設定」→「システム」→「バックアップ・復元」からバックアップをする。
何もなければ全部バックアップを取ります。
私の場合、バックアップする総容量が50G程度でしたので1時間弱で終わりました。
容量が多い人は寝る前とかにやっとくといいかも。
トロフィーデータはこれでバックアップできないようです。
PSネットワークから同期すれば良いようです。
このバックアップでFF14のマクロやらギアセットやらもバックアップ取れるので大丈夫です。
※買ったばかりのPS4であればこの工程は不要です。
※ゲームデータやキャプチャーデータが殆ど無い場合はUSBメモリー程度の容量で充分です。
アップデートファイル(再インストール用)の準備
交換したSSDにPS4のシステムをインストールする為のデータを準備します。
PlayStation®4システムソフトウェア アップデート | プレイステーション® オフィシャルサイト
公式のここからファイルをUSBメモリーにダウンロードします。
上の公式HPの「パソコン経由でのアップデート」にある灰色の「アップデート(システムソフトウェアを再インストール)」タブをクリックし、
「アップデートファイル(再インストール用)ダウンロード/クリックするとダウンロードが始まります」をクリックしてダウンロードします。
「PS4」→「UPDATE」と自分でUSBメモリの中にフォルダを作り、「UPDATE」の中にダウンロードした「PS4UPDATE.PUP」を保存します。
このファイルですが、メモリースティック用意しなくとも上記のバックアップと同じ外付けHDDでもいいかもしれません。
が、私は別々にやりました。
HDDをSSDに交換
それではPS4の中身のHDDを交換していきます。
まずカバーを開けます。カバー(初期型であれば周りと素材が違う部分)をスライドさせて外します。
プレステの「□△×〇」マークのネジを外し、HDDを引っこ抜きます。
HDD本体とアタッチメントは側面の4つのネジで固定されています。
側面のネジを外し、HDDを取り出し、SSDをアタッチメントにセットし側面のネジで固定します。
後は元通りにSSDを差し込み、「□△×〇」マークのネジを留め、カバーを戻したら完了です。
この作業は凄く簡単で5分もあれば終わります。
システム再インストール
電源を入れていない状態でアップデートファイル(再インストール用)が保存されているUSBメモリーを差します。
電源ボタンを押したまま7秒待ちます。最初に「ピッ」となってから7秒くらい経つと再度「ピッ」と鳴ります。
そしたら電源から指を離しても大丈夫です。
「セーフモード」という状態でPS4が起動します。
参考:
PlayStation®4のセーフモード | PlayStation.com
7.PS4を初期化する(システムソフトウェアを再インストールする)
を選びます。あとは画面に従って進めるだけです。
再起動やらなんやらすると完了します。この工程は10分もあれば終わると思います。
これでPS4のSSD化が完了します。この状態では買ったばかりと同じ状態、初期状態となっています。
買ったばかりのPS4であればここでSSDの交換は終了です。
データの復元
セーブデータやゲームデータを復元します。
バックアップデータが入っている外付けHDDを接続しPS4を起動。
「設定」→「システム」→「バックアップ・復元」から復元を選びます。
復元には大体、バックアップに掛かった時間と同じくらい時間が掛かると思っておけばおkです。
50G程度で40分程度掛かりました。
復元が終わると再起動が掛かります。
これで復元も完了です。
作業前と同じ状態のPS4になります。
※トロフィーデータ除く
実際どれくらい速くなったか
まず、ゲームの起動が速いです。体感できるレベルでわかります。
FF14ではエリアチェンジ、テレポやデジョン、ID突入時の暗転明けする速さが段違いです。
ストップウォッチアプリで計ったもので正確ではありませんが、
・スタート画面キャラ選択→キャラが表示されるまで HDD-36秒 SSD-16秒
・ミストビレッジ→グリダニア テレポ HDD-19秒 SSD-7秒
・グリダニア→リムサロミンサ テレポ HDD-22秒 SSD-7秒
このように圧倒的に速くなりました。
快適!快適すぎる!!
エリアチェンジ全般速くなりましたね。あと表示キャラ数も増えた気がしますし、
なんだか全体的なレスポンスが良いような気がします(プラシーボかもしれないけどね!)
ID突入時も一番乗りで表示されるようになりました。
長くFF14やるのであればこの数秒の積み重ねが大きな時間になりそうです。
モブハンで速く駆けつけないといけない時とか、未知の採集もぎりぎりでも間に合いそうとか、恩恵は沢山ありそうです。
FF14以外でももちろん速くなるのでおすすめです。
交換は自己責任で結構びびりながらやりましたが、作業自体はかなり簡単です。
参考にさせて頂いたサイト様blog.rebosoku.com
皆様も良いSSD生活を!
ではでは。